今や生活の中心とも言えるスマートデバイス。その中でもToDoアプリは、日常生活からビジネスシーンまで、さまざまな場面で私たちのタスク管理を助けてくれる便利なツールとして注目されています。
しかし、アプリストアには数えきれないほどのToDoアプリが存在します。どれが自分に合ったアプリなのか、選び方は迷うものですよね。
この記事では、2024年のおすすめToDoアプリ10選を紹介しながら、その選び方や効果的な活用方法も併せてご紹介します。一つ一つのタスクを見える化し、日常をもっとスムーズに進める秘訣を探ってみましょう。
ToDoアプリとは?
ToDoアプリは、生活や仕事におけるやるべきことをデジタル上で管理し、整理するためのツールです。
手帳や付箋を使って手書きで管理している人も多いですが、ToDoアプリを利用すれば、スマートフォンやパソコンから簡単にアクセスし、リアルタイムで情報を更新できます。
さらに、通知機能やリマインダー機能が付いているアプリも多く、タスクの見逃しを防ぐことができます。
ToDoアプリを利用するメリットは?
ToDoアプリを利用する最大のメリットは、タスク管理が劇的に効率化されることです。タスクを明確にリスト化することで、忘れずにすべての作業を追うことができます。
さらに、締め切りや優先度を設定する機能を活用することで、効果的な時間管理が可能となります。また、デジタルでの管理は、紙ベースよりも情報の編集や共有が容易であり、いつでもどこでもタスクの確認や更新が可能となるのも大きな魅力と言えます。
ToDoアプリの選び方
機能から選ぶ
自分に合ったToDoアプリを選ぶ際の一つの手段として必要な機能を基準に選ぶ方法が挙げられます。
例えば、複数のプロジェクトを同時に管理したい場合、タグやカテゴリ分けの機能が役立ちます。繰り返しのタスクを設定したい場合は、リマインダーや繰り返し設定機能が必須です。さらに、チームでの協力が必要な場合は、共有やコメント機能を持つアプリが適しています。
自分のタスク管理のスタイルやニーズに合わせて、最も適切な機能を持つアプリを選ぶことが重要です。
利用シーンとデザインから選ぶ
ToDoアプリを選ぶ際、使用シーン(仕事、プライベートなど)や好みのデザインも考慮ポイントとして重要です。
効率的なタスク管理と魅力的なデザインが、継続的なアプリ使用をサポートし、タスク遂行をより楽しみながら進めることができます。
仕事用
仕事用のToDoアプリは、プロジェクトの進捗管理やチームとのコミュニケーションをスムーズにする機能が求められます。特に、タスクの共有やコメント機能、期限や優先度の設定が簡単にできるものが有効です。
また、他のツールやソフトウェアとの連携も魅力的です。例えば、メールやカレンダーアプリとの連携が可能なToDoアプリは、仕事の流れを中断することなく一元的に管理することができ、ビジネスシーンでの効率化に大いに役立ちます。
個人用
個人用のToDoアプリは、日常のさまざまなタスクや趣味、ライフスタイルに合わせた機能が求められます。
シンプルな操作性が重視され、ユーザーが直感的にタスクを追加、編集、完了といった基本的な操作ができるものが好まれます。また、習慣作りのサポートや日記機能のような、個人の生活を豊かにする付加機能もポイントとなるでしょう。
さらに、デザインやテーマのカスタマイズ性も大切で、使用者の好みや気分に合わせてアプリの外見を変えられるものは、日常的な使用における楽しさやアプリの継続的な利用のモチベーションになるでしょう。
ToDoアプリ無料おすすめランキング11選【iPhone・Android】
Microsoft To Do(マイクロソフト トゥ ドゥ)
おすすめポイント
- Microsoftが提供するToDoリスト / タスク管理アプリ
- シンプルで使いやすい機能とデザイン
- Microsoftアカウントを通じて情報の同期が可能
いまいちポイント
- 特になし
こんな人におすすめ
- Windowsユーザー
- シンプルな機能性とデザインを好む人
Microsoftアカウントを持っていればデバイス間で同期できる
Microsoft To Doは、Microsoftの公式ToDoリストアプリ。個人からビジネスシーンまで幅広く対応できるタスク管理アプリとして評価されています。
このアプリの強みは、シンプルで使いやすいデザインと、Microsoftのアカウントを通じた情報の同期です。これにより、どのデバイスからでも簡単にタスク管理が行えます。「今日の予定」という機能を利用すれば、期限間近のタスクが一覧表示されるので、優先事項の把握も簡単。
加えて、タスクにはメモやファイルを添付でき、リマインダー設定や期日の追加などの細かな管理も可能です。また、タスクリストはチームと共有できるため、仕事の場面でも活躍します。
クチコミ
ポジティブ | 日常のタスク管理が苦手なので、家事雑務を細かくtodoリスト化するのに使わせていただいています。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
ネガティブ | 毎日や隔日でやる作業(ゴミ出し、洗濯、掃除機かけなど)は繰り返し設定しているが、期日を設定しないと繰り返しが使えないのが不便。リスト画面にも不要な期日が青字で表示されとても見づらい。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
Google ToDo リスト
おすすめポイント
- Googleが提供するToDoリスト / タスク管理アプリ
- 登録したタスクをGoogleカレンダーに表示
いまいちポイント
- チームでの共有タスクの作成が不可
こんな人におすすめ
- Googleユーザー
- シンプルな機能性とデザインを好む人
カレンダーとすぐに同期!Googleが提供するToDo管理アプリ
Google ToDo リストは、GmailやGoogleカレンダーとの連携が特徴的なタスク管理アプリです。無料で利用でき、Googleアカウントがあればすぐに始められるので、初めての方にもおすすめ。Gmailからのメールをタスクとして変換したり、Googleカレンダーにタスクを表示するなど、Googleサービスとの連携が深いのが魅力です。
このアプリは、シンプルで直感的な操作画面を持ち、タスクの作成やサブタスクの追加が簡単にできます。さらに、優先順位や期日を設定してカスタマイズしたり、ビジネスとプライベートのタスクを分けて管理することも可能。
クチコミ
ポジティブ | サブタスクが作れるので、できるだけフォルダ分けしないで、やることを書き出して、サブタスクに細かいところを書くようにしてる。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
ネガティブ | 日付順の並び替えがやりづらい。基本to doリストは優先度で並べるものだと思います。同日の時間指定するほどではないが、優先度で並べたい時にいちいち手動で並べ替えて切り替える必要があるので非常に面倒。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
Google Keep(グーグル キープ)
Googleカレンダー
Todoist(トゥドゥイスト)
おすすめポイント
- 詳細なタスク管理が可能
いまいちポイント
- 共同でのタスク管理やアプリのロック、関連情報の管理には制限があり、特に無料プランではリマインダー機能が利用できない
こんな人におすすめ
- タスクの属性を細かく設定したい人
- 仕事とプライベート 両方のタスクを管理したい人
仕事からプライベートまで!詳細にタスク管理
Todoistは詳細なタスク管理が特徴のアプリで、優先順位の設定、サブタスクの追加、日時指定が可能です。プライベートからビジネスまで幅広く対応し、タスクを「インボックス」と「プロジェクト」で整理することができます。
特に、優先度ごとのタスク管理、デバイス間の同期、リマインダー通知などの機能が評価されています。さらに、外部アプリとの連携や、タスクに関連するコメントやファイルのアップロードも可能です。
しかし、共同でのタスク管理やアプリのロック、関連情報の管理には制限があり、特に無料プランではリマインダー機能が利用できないというデメリットが指摘されています。
クチコミ
ポジティブ | iPhoneのリマインダーと比較しても基本的に使いやすいアプリかなと。パソコンやスマホで常時管理しているビジネス思考の人達はかなり便利だと思います。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
ネガティブ | 実質、リマインダーとしての機能を解放するには月額450円も支払わないといけません。それはアラーム機能が制限されており、プレミアム会員じゃないと使えないからです。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
Trello(トレロ)
おすすめポイント
- 直感的にタスクを把握&整理できるカードタイプ型
- 他ユーザーとタスクを共有できる
- カレンダーやノート、日記の機能も
いまいちポイント
- 特になし
こんな人におすすめ
- 直感的にタスクを把握・整理したい人
- カードタイプ型のToDo管理アプリが良い人
直感的にわかる!カードタイプ型のToDo管理アプリ
このアプリはカードタイプのタスク管理ツールで、移動や整理が直感的に行えます。招待機能を通じて他のユーザーとタスクを共有し、ビジネスからプライベートまで幅広い活用が可能です。
パソコンやタブレットも含め、様々なデバイスで利用できます。共有する際にはカードの担当者を明示でき、一目で作業の割り当てが確認できます。また、Google DriveやDropboxとの連携でファイルのアップロードや、オフラインでの作業後の自動同期が特徴的です。
さらに、カレンダー、ノート、日記機能を持つ手帳型のデザインで、タスクの細分化やリスト機能、そして豊富なカスタマイズオプションがユーザーに提供されます。
クチコミ
ポジティブ | 現段階ではウィジェットでの登録でいくつか項目があり、タップするとアプリに移動するという形ですが、ウィジェット表示を任意のカードタブを置いておくという形にできませんでしょうか? (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
ネガティブ | 大学がオンラインになり、課題がたくさん出て頭がパンクしていましたがこれで整理することが出来ました!PCとスマホの両方で管理ができるので、家では課題をやりながらPCで確認し、外ではスマホからアクセスして確認出来ます。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
Lifebear(ライフベア)
Lifebear(ライフベア)
提供:Lifebear inc.
- iOS
- 無料
- Android
- 無料
- カレンダー、タスク管理、ノート、日記が一つのアプリに!
- 手帳の中にToDoリスト・ノートを入れたい人
- かわいいスタンプで予定・タスクを管理したい人
カレンダー・ToDo・ノート・日記の4つの機能が一つに統合された手帳アプリ
2012年のリリース以来、口コミをメインに利用者数を伸ばし、国内だけで利用者の数が1,200万人を突破しました。日本最大級の「オールインワン型 手帳アプリ」として、20〜30代を中心に人気を集めています。
Lifebearは、多機能でありながら直感的に使えるデザインが評価されてきました。予定の色分け、画像添付、洗練されたカレンダーデザイン、検索機能などが使えます。ビジネスからプライベートまで、幅広い用途において役立つでしょう。
Googleカレンダーとの連携もできるので、便利です。期日直前にはリマインドを行ってくれます。
Lifebearのもう一つの特徴は、着せかえや多彩なスタンプを使ってカレンダーを自由に彩れることです。さらに、写真を添付できる日記やノート機能があり、その入力も手軽に行えます。
また、パソコンからもアクセスできるため、データの同期やバックアップが簡単に行えます。これにより、長期的に安心して利用することが可能です。
このアプリは、紙の手帳のような使いやすいアプリを求めている人はもちろん、アプリ一つでスケジュールからToDo、さらにはノートのメモ書きまで一括管理したい人におすすめです。
気になる人は、今すぐダウンロード(インストール)してみてください!
- カレンダー、タスク管理、メモが一つのアプリに!
- 「着せかえ」「スタンプ」によるカスタマイズが可能
- パソコンからのログインもできる
- 全ての機能を利用するには有料プランへの加入が必要
クチコミ
😍繰り返し機能が、何日置きとか何ヶ月置きなど特別な周期が選べて手間が少なくてとても楽です!ただ、できれば一日単位でなくて日をまたいだ予定で繰り返せるともっと助かります。
😕予定作成のとき、最初から詳細を表示してほしい。通知などを設定したいとき、わざわざ「詳細を表示」をタップしなければなりません。予定作成の最初から通知などを設定できるほうが使いやすいです。
Lifebear(ライフベア)
提供:Lifebear inc.
- iOS
- 無料
- Android
- 無料
ストアで見る
Chatwork(チャットワーク)
おすすめポイント
- ビジネスチャットの定番
- 実はタスク管理機能が備わっている
いまいちポイント
- ToDo / タスク管理向けに開発されたツールではない
こんな人におすすめ
- 仕事のチームでタスク管理を行いたい人
ビジネスチャットのツールでもToDo / タスク管理ができる
定番のグループ連絡ツールとして、業務連絡、報告、依頼など多様なシーンで使われています。大手企業でも導入実績が多く、ビジネス向けのチャット機能が特に評価されています。
実はタスク管理機能が備わっており、書類の提出や仕事の依頼が容易になっています。また、音声、動画、書類などのファイル共有もメールのように手軽にできる点が魅力。
ただし、チーム全体のタスク進捗の確認がやや困難で、カレンダー管理や多数のグループトークの管理に課題があるとの声も。
クチコミ
ポジティブ | チャットワークはマイチャットで個人的なメモ代わりとして使わせていただいておりました。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
ネガティブ | みなさん有料会員になる際は気をつけてください。無料会員には戻れませんし、退会して新しく作り直すことしかできません。当然ですが、過去の履歴が消えてしまい、これまで繋がっていたメンバーも全てリセットされてしまいます。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
LINE WORKS(ラインワークス)
アシストガイド
おすすめポイント
- 困りごとを抱える子どもを支援するアプリ
- 「やること」の順番を登録。「やり方」は絵カード形式
いまいちポイント
- 高度な機能はなし
こんな人におすすめ
- 子どもの忘れ物が多くて困っているパパとママ
やること&やり方がひと目でわかる!子ども向け
「アシストガイド」は、困りごとを抱える子どもの日常活動をサポートする無料のアプリです。
保護者や支援者は子どものタスクや手順を簡単に登録でき、子どもは予定や「やること」を順番に確認できます。特に、方法や必要なものなどの詳細は絵カード形式で視覚的に把握できるのが特徴です。
保護者からは、このアプリを使用して子どもが成功を収めた際の喜びの表情や、日常の会話のトピックとしての活用など、多くのポジティブな 声が挙げられています。アプリは、各子どもの特定のニーズに合わせてカスタマイズ可能で、達成感を通じて自信を育む手助けとなります。
クチコミ
ポジティブ | 入力が分かりやすく、簡単に手順表を作ることができました。活動が終わった後に、できたことが表示されるので、使っている子どもも達成感があるようでした。 (出典:https://www.softbank.jp/) |
ネガティブ | 小学生の毎日の準備を入力したかったのですが、毎日か毎週しか繰り返しが選べず、毎日にすると土日も入力されてしまいます。毎週にして月〜金で同じ内容を入力しなくてはいけないし、祝日など単独で削除できずとても不便です。 (出典:https://apps.apple.com/jp/app/) |
ToDoアプリを上手に活用するコツは?
ToDoアプリは生活をスムーズに進めるための強力なサポートツールです。適切なアプリを選び、上手に活用することで、より快適な日常を手に入れることができるでしょう。
運用のルールを決める
ToDoアプリの効果的な活用には、適切な運用ルールの設定が不可欠です。
初めに、どのようなタスクをアプリに記録するのか、日常のどの時間にタスクを確認・更新するのかを明確にします。さらに、完了したタスクの管理方法や期限切れのタスクへの対処法も決定しておくと良いでしょう。
タスクの優先順位の基準を決める
タスク管理を効果的に進めるためには、タスクの優先順位を明確にすることが不可欠です。優先順位の基準を明確に設定することで、日々のタスクの取り組み方を効率的にすることができます。
まず、タスクの緊急度と重要度を考慮します。緊急かつ重要なタスクはすぐに取り組む必要がありますが、緊急でなくても重要なタスクは長期的な目標達成に必要なものです。一方、緊急だが重要でないタスクは、他のタスクの妨げとなる可能性があるため、適切なタイミングで取り組むようにしましょう。
次に、タスクの規模や手間を考慮すると、小さなタスクは「2分ルール」を活用すると良いでしょう。つまり、2分以内に完了できるタスクはすぐに行うと、タスクの積み重ねを防げます。
さらに、タスクには目的や期待される結果があります。その結果がどれだけ自分や他者にとって価値があるのかを考え、それに基づいて優先順位を決定します。
運用のルールを定期的に見直す
ToDOアプリは、その利用目的を明確に決めた上で、それにかなった使い方を実践することが大切です。単にタスクをリスト化するだけでは、効果的な利用方法とは言えません。
特に、日常の変化や目標のシフト、新しいプロジェクトの追加といった要因により、初めに設定した運用ルールが時とともに合わなくなることがよくあります。
評価の基準を明確にすることは、運用のルールを見直す際の第一歩です。例えば、タスクが増え続けていること、または日常のタスクが毎日終わらないと感じることは、ルール見直しのサインと言えます。このような状況は、ルールの適用が実生活や業務に合っていない可能性が高いためです。
まとめ
ToDoアプリは、日常のタスクや業務をデジタル上で手軽に管理するためのツールです。ToDoアプリを活用する主なメリットとしては、自動的なリスト化、リアルタイムでの更新、通知機能、複数デバイス間の同期などが挙げられます。
アプリの選び方には、必要な機能を明確にし、利用シーンやデザインを考慮することがポイント。特に、仕事用ではチーム共有、個人用ではシンプルさが求められます。上手な活用のコツとしては、タスクの運用ルールを設定し、優先順位を明確にして、定期的にルールを見直すことが大切です。
適切なアプリの選択とその活用法をマスターすることで、生活や業務の効率を大幅に向上させることができるでしょう。
※データは編集部の調査(2023年9月)に基づいたものです。内容は記載当時の情報で、現在と異なる場合があります。